ジュニア

第107回日本アマチュアゴルフ選手権競技へ指定強化選手2名出場

2023年06月28日

中本旺希、高田圭一郎の2人はティーショットに苦しむ ~日本アマ第1ラウンド~

 

2023年度(107)日本アマチュアゴルフ選手権競技の第1ラウンドが27日、北海道札幌市のツキサップゴルフクラブ(6,990ヤード パー72)で行われ、中本旺希(鷹の巣GC)は1オーバーパー7337位タイ、高田圭一郎(湯郷石橋GC)は3オーバーパー7570位タイと苦しいスタートとなった。

 

日本アマ初出場の中本は、2バーディ、3ボギーと「ちょっとドライバーで林に入れちゃったりするのが多かったので、スコアを伸ばせず、バーディチャンスと言うよりはボギーをきっちり獲らない行けない」内容だった。前週の国民体育大会中国ブロック大会では「ドライバーの調子が良かったので、自信があった」が、この日はドライバーが曲がって「林に34回入れて、そこで木の根元に行っちゃったり、出すだけ」という不運にも見舞われ、スコアを伸すことができなかった。「出だしから3オン2パットのボギー」と出鼻をくじかれ、流れをつかむことができなかった。それでも「自分のいつも通りのプレーができたら、大丈夫だと思うので、自信もって頑張りたい」と2日目以降の巻き返しを誓った。

 

中国アマ優勝の高田は、5バーディ、6ボギー、1ダブルボギーという波のあるゴルフだった。「ドライバー、セカンドショットが全然ダメで、パットがすごい入っていたから良かったんですけど」ティーショットでラフに入れてしまうという苦しいゴルフになった。しかし、中国地区のチャンピオンとして、このままでは終われない。「しっかりティーショットとセカンドショットを調整して、グリーンをとらえるようにしてスコアを伸ばせるようにしたい」と上位進出を諦めてはいない。

 

奇しくも2選手ともティーショットを曲げて、スコアメイクに苦しんだ。ラフに入れてしまうと、グリーンが硬いためとらえるのも難しい。ティーショットの正確性が求められるセッティングになっている。逆に言えば、ティーショットさえフェアウェイをキープ出来れば、スコアを伸ばせる可能性がある。いかに明日までにティーショットを調整できるかが、上位進出の鍵になりそうだ。

 

記事・写真:(公財)日本ゴルフ協会